はじめに
海外に住んでいても、日本の携帯電話番号が必要になることってありますよね?
たとえば、日本のクレジットカードや銀行などのSNS認証、日本に一時帰国した時などです。日本に帰国した際に使う電話番号や連絡先登録など、同じ番号を継続したい方にとって、携帯電話番号の維持は重要な課題です。
でも、日本で携帯電話を契約するにはマイナンバーカードが必要です。日本に住民登録がないので、携帯電話の大手キャリアの契約はできません。できたとしても、頻繁に使わないのに毎月の維持費も高額となると嫌なので、安くお得に日本の携帯電話番号を保持する方法があったら良いですよね。
そこで今回、私は日本一時帰国前に、ベトナムでpovo2.0というサービスに申し込み、日本で実際に使ってみました。個人的には今のところ不便なく使えていて満足です。
この記事では、海外在住でも安くお得に日本の携帯電話番号を保持したい方へpovo2.0の申し込み方、メリットとデメリットを詳しく解説します。
povo2.0とは?
povo2.0は、KDDIが提供するオンライン専用の携帯電話サービスです。基本料金0円で、自分のライフスタイルに合わせて必要なオプションを追加することができます。この柔軟性が、海外在住の日本人にとって非常に魅力的なポイントとなります。
povo2.0のメリット
1. 基本料金が0円
povo2.0の最大のメリットは、基本料金が0円であることです。月々の固定費用がかからないため、必要なときにだけオプションを追加(トッピング)することでコストを最小限に抑えることができます。海外にいる間はほとんど使わないという方にはぴったりです。初期費用も解約手数料もありません。
2. 自由に選べるオプション
povo2.0では、データ通信や通話オプションを自分の使い方に合わせて選べます。たとえば、日本に一時帰国した際にデータ通信が必要になった場合、その期間だけデータトッピングを追加することができます。この柔軟な仕組みにより、無駄な支出を避けることができます。
3. eSIM対応
povo2.0はeSIMに対応しているため、物理的なSIMカードの交換なしで簡単にサービスを利用開始できます。海外在住の方にとっては、eSIMにより現地のSIMカードと日本の携帯電話番号を同時に利用できるため、非常に便利です。
4. 日本国内での利用がスムーズ
日本に一時帰国した際、povo2.0のサービスをそのまま利用できます。空港に到着後すぐにデータ通信や通話が可能になるため、ストレスなく日本滞在を楽しむことができます。日本国内の対応エリアはauのネットワークで、都内では高速5G、秋田の田舎では4Gでしたが十分な速度で繋がっています。
povo2.0のデメリット
1. オンライン専用のサポート
povo2.0はオンライン専用サービスのため、店舗でのサポートを受けることができません。トラブルが発生した場合、オンラインチャットやメールでの対応が必要になります。対面サポートを重視する方には不向きかもしれません。
2. トッピングの選択が必要
povo2.0は、基本料金が0円である代わりに、必要なサービスはオプションとして追加する必要があります。これにより、自分の使い方に合わせた最適なプランを選ぶ手間がかかります。慣れれば便利ですが、初めての方には少し複雑に感じるかもしれません。
そして、povo2.0のデータトッピングには限りがあります。有効期限は、24時間、7日間、30日間、、、とありますが、7日と30日の間がないので、2、3週間の日本滞在であれば30日間を購入するのが良いでしょう。
3. 携帯電話番号は選べない
下4ケタの番号が選べるキャリアもありますが、povo2.0の電話番号は自分で選ぶことができません。私は090からはじまる番号でした。
4. 180日間トッピングしないと利用停止?
povo2.0の電話番号を維持するためには、半年に一度、何らかのトッピングをする必要があります。トッピング購入を忘れて180日以上経過すると、利用停止や契約解除となり、電話番号の継続ができなくなります。利用停止になる前にpovo2.0からお知らせメールが届くようなので、そのタイミングでトッピングすると良いですね。
povo2.0がオススメな理由
コストパフォーマンスが抜群
povo2.0は基本料金が0円で、必要なときに必要なサービスだけを追加できるため、コストパフォーマンスが非常に高いです。海外在住で、日本の携帯電話番号を維持したい方にとって、無駄な支出を抑えながら必要な機能を利用できるのは大きなメリットです。
海外ローミングもできる
povo2.0は海外ローミングもできます。しかもSMS受信だけなら無料!音声通話とSMSは200以上の国・地域で利用可能です。私のように東南アジアとフランス、日本を行き来したり、海外に住んでいて隣国を移動するような人には便利だと思います。
eSIM対応で手軽に利用開始
eSIMに対応しているため、物理的なSIMカードの配送を待つ必要がなく、オンラインで手続きが完了します。これにより、現地のSIMカードと併用しやすく、日本の携帯電話番号を簡単に維持することができます。
柔軟な利用が可能
データ通信や通話オプションを自由に選べます。日本に一時帰国した際にはデータトッピングを追加して快適にインターネットを利用でき、帰国後は基本料金0円で、月々の支払いもなく過ごすことができます。この柔軟性が、海外在住者にとって非常に便利です。180日以内のトッピングを忘れなければいいのですが。。。
povo2.0の申し込み方法
私は日本へ渡航前にベトナムでpovo2.0に申し込みしました。海外からも申し込みが可能で、すぐに日本の携帯電話番号を入手することができました。そして、日本到着時にすぐ使うことができたので、その方法をお伝えします。
povo2.0申し込みの手順
新規契約の手順
1. アプリをダウンロード
2. 契約タイプの選択
3. SIMタイプを選択
4. 契約の確認事項を読む
5. キャンペーン/紹介コード/エントリーコードの入力
6. 重要事項・利用規約を読む
7. ユーザー情報の入力(アカウント登録、支払い方法登録)
8. 本人確認書類の撮影
9. 本人確認手続き
10. eSIMの有効化、端末設定
まずは、povo2.0のアプリをスマホにダウンロード。
povo公式ウェブサイトからの申し込みも可能です。
本人確認書類(私は運転免許証でやりました)の撮影と、自分の顔写真撮影が必要なので、スマホでの手続きが良いと思います。
所要時間:アプリをダウンロードしてから本人確認書類送信まで15分くらい
本人確認完了までは約12時間(夜に申し込みして翌朝完了)
必要なもの:運転免許証、マイナンバーカード、在留カードのいづれか
スマートフォン、クレジットカード
お得なキャンペーンを利用
povo2.0のアプリをスマホにダウンロードできたら、契約タイプすぐにトッピングプランを選ぶのではなく、キャンペーンを利用するとお得です。
キャンペーンを見ると、最初にトッピングプランを契約しなくてもデータボーナスがもらえるプレゼントがあるので、必ずチェックしましょう。私は3日間222GBがもらえるキャンペーンを申し込み、その後にトッピングを利用しました。新規加入時のみのキャンペーンが多いので、少しでもお得に始めたい方にはオススメです。
私の紹介コードもありますので、よろしければご利用ください!
私は、日本に帰国してからデータを使用したかったので、日本到着後にSIMの有効化をしました。そうすることで、今回利用したキャンペーンのデータ222GBは、SIM有効化から使用となります。
もし、キャンペーンを使用せず、トッピングを選ぶ場合は、オートチャージになるプランもあるので注意が必要です。
ユーザー情報の登録をして、本人確認の書類の撮影と自分の顔写真の撮影をして、申し込み完了!
その後、メールで「本人確認完了のお知らせ」が届きます。私は、申し込みしたのが夜だったので、翌朝、約12時間後にメールが来ました。平日の営業時間内だと早く手続きができると思います。
あとはSIMを有効化すれば、使用可能となります。ただし、SIMの有効化は9時30分〜20時の間に行う必要があります。
私は、povo2.0申し込みまではベトナムで終えて、SIM有効化は日本到着後にやりました。日本一時帰国中は問題なく使用できています。
まとめ
海外に住む日本人にとって、日本の携帯電話番号を安くお得に維持することは大きな課題です。povo2.0は、基本料金0円で自由にオプションを選べる柔軟なサービスとして、その解決策の一つとなります。
オンライン専用のサポートがない、180日に一度はトッピングが必要というデメリットはありますが、コストパフォーマンスと利用の柔軟性を考えれば、povo2.0は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
海外在住の皆さんも、ぜひpovo2.0を検討してみてください。
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