はじめに
場所や時間に縛られない自由な働き方、「ノマドワーク」。
なんのしがらみもなく自由気ままに見えますが、いざノマドワークを始めると、「自律的に」働くことの難しさに直面する人も少なくありません。
本記事では、ノマドワーカーのためのタイムマネジメント術について詳しく解説します。
自律的に働くためのスケジュール管理方法、作業の優先順位の付け方、タスク管理ツールの活用法、移動時間の有効活用方法など、ノマドワークを効率的に進めるためのヒントが満載です。
ノマドワークを実践している女性や、これから始めようと考えている女性の方々に、ぜひ参考にしていただければと思います。
「自律的」な人って？
ところで「自律的」ってなんでしょう？
ちなみに、「自立」の間違いではありません。
自律的とは、すなわち自分を律することのできる人。
自分の決めた規範に従って行動することができる人です。
自律的な人は、自分で目標を決め、それを達成するためには何をすべきか、何を優先すべきかを自分で考え、それに沿って実際に行動に移すことができます。
ノマドワーカーは、その多くがフリーランス。
上司がいません。
「こういうときどうするか」を指示してくれる人がいないのです。
すべて自分で判断しないといけません。
ノマドワーカーは、自分のために、どうするべきかを自分で考え、そのために行動する必要があるのです。
自律的に働くためのスケジュール管理方法
1. 自分に合ったリズムを見つける
ノマドワークでは、自分で働く時間をコントロールできるため、自分に合ったリズムを見つけることが大切です。
人によってパフォーマンスの高い時間帯は違います。
朝型の人は朝早くから作業を始め、重要な仕事は早めに終わらせるようにします。
夜型の人は逆に、早い時間帯は雑務処理などに当て、目が冴えてきたら重要な作業に移ります。
自分の生産性が高まる時間帯を見極めましょう。
2. 1日の作業時間を決める
自由な働き方ができるからといって、際限なく働いてしまうのは得策ではありません。
ずーっと働き続けていたら、時給換算すると悲しい額になっていた…！ということもありえます。
1日の作業時間を決めて、メリハリをつけることが大切です。
例えば、1日6時間働くと決めたら、その時間内で集中して作業するようにしましょう。
少ない時間で最大のパフォーマンスを上げることができれば、その分プライベートを充実できます。
3. 休憩時間を確保する
集中して作業するためには、適度な休憩時間を確保することが大事です。
座りっぱなしは体にもよくありません。
具体的には、ポモドーロ・テクニックなどのタイムマネジメント手法を活用して、25分作業したら5分休憩する、といったサイクルを繰り返すのも効果的です。
睡眠時間もしっかりとるようにしましょう。
4. カレンダーアプリを活用する
スケジュール管理には、カレンダーアプリが必須です。
GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなど、クラウド上で管理できるカレンダーアプリを活用しましょう。
スマートフォンやタブレットとも同期できるため、どこにいてもスケジュールを確認できます。
作業の優先順位の付け方とタスク管理ツールの活用法
1. 重要度と緊急度で優先順位を付ける
タスクの優先順位を付ける際は、重要度と緊急度の2軸で考えると良いでしょう。
まずは重要度が高く、緊急度も高いタスクから優先的に取り組むようにします。
その次は、重要度は高いが緊急度が低いタスクの段取りを決めてしまいましょう。
そうすることで、少しずつ進めることができ、「重要度が高く緊急度も高い」状況に追われることを防ぎます。
そして、重要度が低いが緊急度が高いタスクをこなします。
重要度も緊急度も低いタスクは、本当に必要かもう一度見直すことも考えましょう。
2. タスク管理ツールを活用する
タスクの管理には、タスク管理ツールを使うのがおすすめです。
Trelloや、Asanaなどのツールを活用して、タスクの進捗状況を可視化しましょう。
チームで作業する場合は、タスクの担当者や期限を明確にすることで、スムーズに進めることができます。
3. タスクを細分化する
大きなタスクは、小さなサブタスクに分割することで、取り組みやすくなります。
例えば、「ブログ記事を書く」というタスクは、「テーマを決める」「アウトラインを作成する」「本文を書く」「推敲する」などのサブタスクに分割できます。
細かいタスクに分割することで、「今このタスクの大体何％が完了している」と進捗がわかりやすくなり、片付いていく様子にモチベーションが上がり、作業をこなしやすくなります。
4. マルチタスクは避ける
同時に複数のタスクに取り組むマルチタスクは、一見効率的に見えますが、むしろ生産性を下げる原因になります。
一つのタスクに集中して取り組み、短時間で終えるようにしましょう。
完了してから次のタスクに移る方が、結果的には効率的です。
移動時間を有効活用する方法
1. 移動中に情報収集する
ノマドワーカーは、移動時間が多いのが特徴です。
電車やバス、飛行機での移動中は、スマートフォンやタブレットを活用して、メールチェックや情報収集を行いましょう。
Pocketなどの「あとで読む」系のアプリを活用すれば、オフラインでも保存した記事を読むことができます。
2. 移動中に学習する
移動時間は、学習の時間にも活用できます。
オンラインの学習サイトを利用したり、Kindleなどの電子書籍リーダーで専門書を読んだりと、スキルアップのための時間として有効活用しましょう。
3. 移動中にアイデアを整理する
移動中は、アイデアを整理するのにも最適な時間です。
Notionなどのノートアプリに、アイデアをメモしたり、参考になるWebページを保存したり、マインドマップを作成したりすることで、仕事のアイデアを整理することができます。
4. スキマ時間にリラックスする
常に仕事モードでいると、ストレスが溜まってしまいます。
スキマ時間は、音楽を聴いたり、瞑想したりと、リラックスする時間も大切です。
趣味に打ち込む時間もとりましょう。
生活にメリハリが出ることで、生産性がアップします。
疲れた頭と体では、ケアレスミスも増えてしまいます。
クライアントから高評価を得るためには、ケアレスミスは大敵です。
まとめ
ノマドワークでは、自律的に働くことが求められます。
効果的なタイムマネジメントを行うことで、仕事と生活のバランスを保ち、生産性を高めることができるでしょう。
自分に合ったリズムを見つけ、1日の作業時間を決めて、メリハリをつけること。
タスクの優先順位を付けて、タスク管理ツールを活用すること。
移動時間を有効活用して、情報収集や学習、アイデア整理を行うこと。
これらのタイムマネジメント術を実践することで、ノマドワーカーとしてのパフォーマンスを最大限に発揮できるはずです。
ノマドワークは、自由度の高い働き方である一方で、自己管理が求められる働き方でもあります。
自律的に働くためのタイムマネジメント術を身につけることで、理想のノマドライフを実現することができるようになるはずです。
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